各部が一同に会し一年の予算を話し合って決める
松本深志高校では、生徒会会計予算 約650万円の使い道を、原則生徒のみで決定しています。各委員会や部活動の代表者が集い、限られた予算の折衝をする場が、「折衝会」です。
折衝会での、各団体間の「駆け引き・談判 」それは、ここ松本深志高等学校の折衝会という場においては決して生易しいものではありません。
毎年1月頃に「年間予算」、5月頃に「とんぼ祭特別予算」を決定する「折衝会」が、会計経理委員会を中心に行われています。
この予算オーバー分を、各団体の会計担当者、いわば"敵手"たちと議論を通して削り合います。
期間はおおよそ3日間、授業終了後〜19時ごろに行われます。ただし決着がつかなければ夜遅くまで、または4日目、5日目へと続くこともあります。
また、回によっては多額の申請や、例年と異なった品目での申請をした団体に焦点が当てられ、議論されます。
このような、予算をめぐる熱い討論を生徒自ら運営していく、「折衝会」とはまさに深志の「自治の精神」の表れと言えます。
よってゼロに!
この超過額を各団体会計担当が論議し、譲歩することで予算内に納める「生徒だけの予算委員会」が折衝会。
原則生徒のみで決定!
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折衝会の歴史
「松本深志高等学校」が始まった昭和23年。
そこでは旧制松本中学時代の自治の精神が引き継がれ、既に生徒による予算承認のための生徒大会も開催されていたという記録が残っています。そして、その歴史は今も引き継がれています。 -
折衝会を行う意味とは?
生徒自らの話し合いによって予算決定をすることで、得られた予算の重要性を認識してもらい、各団体の活動や運営のために有効利用できるようになります。
また、他団体との討議の中で、課題に対して最適な解決策を積極的に生み出すような姿勢を培うことができると考えます。
2024年度 会計経理委員会委員長