校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2025年3月28日

第331号 3月の終業式が終了しました

 去る3月24日(月)、3学期終業式と離任式が行われました。私にとっては最後の式典でのご挨拶。来年10月に150周年式典を迎えるにあたっての、生徒の皆さんへのお願いと、深志高校(松本中学)の黎明期の頃のお話をさせていただきました。詳しくは以下をご覧ください。

 その中で、「面倒」とか「忙しい」という言葉でくくるのではなく、探究的な心を持ち続けてほしい旨をお話させていただきました。一方、離任式ではこの春転退職される23名の教職員の皆様のうち、16名の皆様より離任のご挨拶をいただきました。ご挨拶のトップバッターは国語科の松本先生でしたが、松本先生からは「そんなことは無駄だ」と言って切り捨てないでほしいという内容のお話をいただきました。「無駄だ」という表現は「やりたくないことの弁解」であるという趣旨のお話だったかと思います。以降の先生方の中にもこのお話と関連付けながら話される方もいらっしゃいました。「面倒」「忙しい」「無駄」…、私もついつい口から出してしまい、これらの言葉をもって、向き合うべき事象から逃げているようなこともあったかと思います。そんな自分自身を思い返す時間となったように感じています。

転退職の先生方
終業式の午後、1・2年生希望者対象の、大学受験を経験した3年生による進路講演がパネルディスカッション形式で行われました。

 さて、弥生3月、前回330号以降も様々な行事がありました。

3月7日(金) 春の探究まつり 深志・県ケ丘・蟻ケ崎3校の1年生が県ケ丘高校に参集し、松本市内の企業、市役所の方をまじえ、探究のワークショップを実施いたしました。ワークショップでは3校の枠を取っ払って、興味のあるテーマごとに集まり、自分の疑問、興味・関心を紹介し合うという時間を持つことができました。互いに初めて出会う集団の中で、自分の考えや思いを語り合うという、エンカウンターグループのような時間を過ごしているように感じました。

県ケ丘高校の体育館に集まった3校の1年生

青少年読書感想文全国コンクール入賞 以前に読書感想文コンクールで長野県代表となったことを紹介した髙林咲綾さん(2年)が、全国大会で「サントリー奨励賞」を受賞し、表彰されました。これも以前に紹介した全国高文連の文芸コンクールで入賞した大野涼太さんとともに、終業式で表彰を行い、ご挨拶をいただきました。

全国入賞を果たした高林さん。下の写真は終業式での表彰の様子

3月21日(金) 令和7年度高校入学者選抜合格発表 今年も合格発表の季節を迎えました。應援團管理委員会のエールの後張り出された掲示板を見た受検生の皆さんの歓声が生徒昇降口前に響き渡りました。毎年お伝えしておりますが、合格はゴールではありません。スタートラインにつくことができたのです。これからの高校生活をどのように過ごしていくのか、高校生として「考えること」を開始いたしましょう。