校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2025年2月28日

第329号 学年末テスト終了

 昨日、2月27日(木)に1、2年生の学年末テストが終了しました。お疲れさまでした。来週から特編授業が始まります。特編授業は新学年の授業がスタートします。教科の科目が変わるだけでなく、授業が行われる講座もこれまでと変わります。新しい集団に少し緊張するかもしれませんが、慌てず動揺せず、授業に臨んでいきましょう。また来週は探究学習で発表会や他校との合同が予定されています。普段とは異なる形態を大いに楽しんで参りましょう。今日は後期選抜出願の最終日。本日12時で出願を締め切りました。出願中の中学3年生の皆さん。3月11日の学力検査まで、10日ほどとなりましたが、何よりも体調を崩さないように留意しましょう。インフルエンザ、新型ウィルス、ノロウィルスなど、感染症の不安は多く存在しています。手洗いや手指消毒、換気を十分に行い、人混みを避けたり、集団の中ではマスクをするなどの予防策には十分心がけてください。中3の皆さんの奮闘を応援しています。

 そして3月4日(火)はいよいよ卒業式です。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今週の暖かな晴天の日々とは異なり、天気が少しあやしいですが、皆さんのエネルギーで雨雲を追い払いましょう。国公立の前期選抜が終わって、少しほっとしているかもしれませんが、中期・後期もしっかり視野に入れて、もう少し自己コントロールを続けましょう。

 2月後半の動きを少しだけ紹介します。

【ワックスがけ 油敷きが行われました】

 新校舎が竣工して以来伝統となっているワックスがけ。文化祭前の1学期期末テスト最終日と、卒業式前の学年末テスト最終日の年2回行われています。これもほぼ伝統行事になってきていると言えるでしょう。2棟、3棟の新築以来、校舎の維持及び美化のため上下履きの区別を徹底することが厚生委員会の重要なミッションとなりました。正門前の商店や東門前の商店、部室北側の商店が営業を終えたこともあり、昼休みに上履きのまま外出する姿も、全く見られなくなりました。校舎に土や砂を持ち込まない、このポスト昭和的な校舎運用を確立したのは厚生委員会の呼びかけとともに上履きにつけられた青リボンとワックスがけだっと思います。私がHR担任をしていた時代、クラスの厚生委員が熱心に青リボンの呼びかけを行い、教室のワックスがけのリーダーとなっていた姿が思い浮かびます。私自身も自分の上履きに青リボンをつけていました。1棟の油敷きは昭和の頃から行われていましたが、土や砂でジャリジャリしたまま、ろくに掃除もせず油を敷くため逆効果だったような記憶すらあります。しかし上下履きの区別が厚生委員会により徹底されるようになると、1棟もみるみるきれいになり、丁寧にホコリをとったのちに油を敷くと美しく光り始めます。この少し甘い油の匂いこそ、深志高校の伝統の匂いであるようにも感じます。

校長室の油敷きを担当してくださった1年5組の厚生委員の皆さん

 ちなみに昨日、十数年前に本校を卒業されたM先生に、「校長、私がいた頃も油敷きって、やっていましたっけ?」と聞かれてしまいました。「あなたはテストが終わると、すぐ部活に行っていたようだったけど、実はやっていたんだよ…。」現在M先生は生徒とともに廊下や階段のワックスがけをやってくれています。

【2棟4階の避難具利用研修】

 本日2月28日朝、2棟4階の廊下に設置した緊急時に用いる避難具の利用研修が、防災担当の施設管理部主催により行われました。本日は採点日で生徒は計画休日。学年末テストの採点に登校している先生方に集まっていただき、消防署の職員の方のご指導で、避難具の利用研修です。この避難具は法律に基づいて今年度設置したものですが、設置されている箱を誰もあけていませんでした。設置してみると、筒状の布が4階から1回にまっすぐ伸びており、着地点にクッションがあるだけに見えます。この筒の中を降下するとは、参加した先生方の目に恐怖が走りました。しかし実は布の中はらせん状になっており、スピードが出ません。最初は譲り合っていた先生方も次々と降下練習を始めました。30分もすると楽しそうな笑顔があふれ、ややもするとテーマパークのアトラクションのような気分すらしてきました。(ごめんなさい。)しかしどうやって設置するのか、緊急時にどのように使用するのか、安全性はどうなのか、実際にやってみないとわからないものです。また煙に追われていたり、廊下の窓から勢いの強い火が吹き出していたらどうなるのか、短時間で何人程度が降りられるのか等、課題があることも今日初めて気づきました。訓練はやっぱり大切でした。

収納箱から取り出す
4階から一直線に階下まで
降下トップバッターはM先生