第190号 卒業証書授与式のこと
【卒業証書授与式】
暖かな日差しが降り注ぐ令和4年3月4日(金)松本深志高等学校の第74回卒業証書授与式が行われました。
新型コロナウイルス感染症第6波により長野県も蔓延防止等重点措置の期間中であり、様々な配慮をしつつ313名の卒業生を無事送り出すことができました。
卒業生に対して保護者1名の限定参加で、大体育館で距離をとって着席いただき、国歌、校歌などは声を出さずに聞いていただきました。
対面での合唱や合奏など感染リスクのある活動は控え、入場は選りすぐりの吹奏楽部の演奏に合わせてしめやかに、また、退場は在校生たちが過日演奏録音した「さくら」合唱の中、晴れやかに学び舎を巣立っていきました。
在校生代表挨拶は、現生徒会長の「松澤シズ」さん。「先輩の大きな背中を追いかけ、追い越したい」という言葉が印象的でした。
卒業生代表挨拶は、前生徒会長の「市谷颯梧」くん。「決断すること。それに伴う責任。自らを高める環境の中でこだわりを持ってやってきたこと。そして、未来をたくましく歩んでいきたい。」という決意に、心からエールを送ります。
卒業記念品は、映像切り替え機(スイッチャー)。式場でも使わせていただいた、スクリーンの映像を切り替える大切な機材ですが、これからも大いに活用させていただきます。
式後はそれぞれのホームルームで担任から一人ひとりに卒業証書が手渡され、餞の言葉が送られました。保護者の方々には、クラスごとに別教室に入っていただき、オンラインで繋いでライブ中継して様子をご覧いただきました。
大学受験の真っ最中で、進路が確定していない生徒がほとんどの状況ですが、凛として卒業していく卒業生の姿からは、前を向いて世の中に出ていく決意が感じられ、頼もしさとともに羨ましい、そんな気持ちになりました。
正面玄関に立てかけた「卒業証書授与式」の字の前で写真を撮る親子の姿は夕方まで途切れることはなく、名残惜しそうに友と、後輩と語る姿はとても微笑ましいものでした。
しなやかに、そして逞しく、これからの人生を歩んでいってほしいと心から願っています。
卒業式の様子は、関係者限定で YouTube 発信をさせていただいています。校長式辞は以下から。
(English version)
The 74th graduation ceremony was held on the 4th of March at Matsumoto-Fukashi Senior High School, giving the certificate to the 313 graduates, with some speeches including wonderful addresses by the former and present presidents in the student council.
It was a fine March day, but under the strict countermeasures taken in Nagano prefecture against COVID-19 attendance and live performance were limited to some extent.
Under these circumstances, each student marched in and out of the venue solemnly but beamingly with the warm clapping hands from the audience including their parents.
We sincerely hope that all the graduates will lead a fulfilling life in the future.