第295号 黄金週間終了
環境が大きく変化した4月が終了し、待ちに待ったゴールデン・ウィークを皆さんはどのようにお過ごしになったでしょうか。ニュース等をみると、各地の観光客は感染症以前の賑わいを見せていたようで、日本経済のためにはプラスに働いたことでしょう。(ゴールデン・ウィーク中、お仕事だった方は、お疲れさまでした。)一方で急激に円安も進んでいて、高くなる物価にため息も出るのは私だけではないと思われます。ついため息が出てしまうのは、連休明けも同じ、気が重いものです。再びエンジンをかけるのにはエネルギーが必要で、なかなか元気が出ないものでもあります。私は、気が重い、つらい、という自分の弱さを認めることにしました。その上で無理をせず、自然な形で日常に巻き込まれて行こうと思います。そう思ったら、少し気が楽になりました。
黄金週間も終了し、今週末は高体連各種目の中信地区大会がスタートします。部活の皆さんは連休もなく、練習の日々だったかと思われます。3年生にとっては最後の中信総体、県総体が始まります。ケガや体調のため、悔いの残ることがあるかもしれません。だから、悔いの残らないよう頑張ってくださいとは言いません。例え悔いが残ったとしても、自分が高校時代に打ち込み追い求めたことの存在をしっかりと受け止めて、これから人生の糧としていただきたいと思います。様々なことを考え悩んで過ごした部活動で得たものは、生きていくための力となっているはずです。
そして、来週は1学期の中間テストを迎えます。大会があっても乗り越える、頑張る、そんな姿勢を期待しています。1年生にとっては初めての定期テストですよね。中学校時代、あまり準備をしなくても通用していたあなた、あなた、そしてあなた。これまでは垂直飛びで容易に掴むことができた鉄棒も、いきなり高い位置に移動してしまっています。それなりに脚力をつけるトレーニングをしたり、助走をつけて踏み切らなくては、掴むことはできません。まだ、入学して1ヶ月程度のテスト範囲ですので、眠い目をこすってでも、準備をして脚力をつける努力をしてみて下さい。ただ、そうして初めて気づくと思います。脚力をつけるためには、体力テスト直前の努力より、日々のトレーニングを積み重ねることが重要であるということに。