第280号 年末の風景
令和5年、2023年もあとわずか。英語の授業を行っている教室からは、WHAM!のラストクリスマスが流れています(22日)。40年以上前のクリスマス、大学近くの店で、友人とワム気取りでカラオケで歌ったことを思い出しました。そんなクリスマス気分に少し浸っていたところ、社会科の先生方からクリスマスケーキのお裾分けをいただき、幸せになりました。
さて、深志高校は27日(水)が年内最終の授業日です。終業式は11月に終了していますので、通常授業といつもよりたっぷりめの清掃が最終日の予定です。一方新年ですが、3年生は1月5日(金)から共通テスト直前対策が始まります。1・2年生は連休後の9日(火)からのスタートとは言うものの、三学期の中間テストからとなります。このスタイルも私が在学していた40年以上前から変わらず脈々と受け継がれているわけですが、3年生の頑張りを想像しつつ、1、2年生もゆったりする時間と勉強する時間のメリハリをつけながら、じっくりと復習しましょう。苦手としている科目のある人は、授業が進んでいないだけに、取り戻すチャンスです! さて、深志高校の年末のあれこれを、写真で綴ってみましょう。
【2年生 台湾研修準備のための交流会】
2年生有志生徒は3月に台湾への研修旅行を計画しています。感染症により、この海外研修旅行は実施することができませんでしたが、ようやく実現の運びとなりました。12月19日(火)の7時間目、台湾の高校とオンラインで結び、日本のポップカルチャーや松本の歴史や文化など、いくつかのテーマに関してグループごとに台湾の高校生の皆さんにプレゼンをしました。日本の高校生と台湾の高校生、音楽やゲーム、アニメ(マンガ)など、共通で理解し合っていることにびっくりしました。(私は全くわからない。)
【1年生探究 仮説コンペティション】
1年生の探究学習では、これから自らの課題を設定し、仮説検証へと進みますが、課題に対してどのように仮説を立てて検証を行うかを学ぶ中で、全員が特定の探究課題に対して仮説を設定するという練習を行いました。例えば「深志生の重たいバック軽くすること」「閉店するパルコの跡地利用」「ネオ信州土産」「地域医療の課題」「地元の環境問題」を探究する場合の仮説を各自が設定し意見交換を行いました。そして現在、出された仮説に対するコンペを実施中です。
【クリスマスコンサートとアンサンブルコンテスト】
先週から今週にかけての放課後は、この時期の深志高校の風物詩、舞台発表系部活のクリスマスコンサートが行われています。講堂に再びつくられた舞台で発表する部活もあれば、体育館や教育会館で発表を行う部活もあります。さらに近年は音を出す部活の騒音問題を地域とともに解決してきた経緯により、地域交流委員会主催によるクリスマスコンサートが、地域の皆さんをお呼びして教育会館で開催されています。今年も23日(土)の午後教育会館で実施され、多くの地域や保護者の皆さんにご来場いただきました。用意された座席は8割がたうまっており、昨年よりも来場者が増加したようにも感じました。小さいお子さんからご年配の方まで、続々とお見えになるお客様の様子を見ていると、地域の行事として浸透してきていることを感じました。
一方、24日(日)には音文ホールでアンサンブルコンテストの中信地区大会が行われました。その中で深志高校吹奏楽部の金管八重奏、サクソフォン四重奏、打楽器四重奏、クラリネット六重奏の各チームは金賞を受賞し、県大会出場権を獲得しました。おめでとうございます!私も校長室の上で練習していたチームの音楽性が日々向上していることを感じていました。これも主体性、協働性ですね。県大会も頑張ってください。
休日と重なったクリスマスイブ、皆さまはどのようにお過ごしでしたでしょうか。そして、2024年(令和6年)も、皆様にとって良い年となりますように祈念申し上げます。