第269号 秋深まる深志高校にて
10月後半、朝晩はかなり涼しくなり、一雨ごとに秋の深まりを感じる今日この頃です。3年生の皆さんは毎週末に何らかの模擬試験が入ってきていて、だんだん平常心ではいられなくなっているかもしれません。ただ決して焦ったり回りの人と比較することなく、自分らしく準備を進めていただきたいと願っています。1、2年生は通常授業が続く中、引き続き授業を中心に着実に生活を送っていただきたいと思います。文化芸術の秋、スポーツの秋らしく各分野での活躍が目立っています。運動部の新人戦では各部で中信代表として県大会に出場するという報告を受けています。また県大会に進めずとも、自分たちなりに工夫して部活動に努力している様子もうかがえます。それぞれの過程を大切にしながら部活動に取り組んでください。
【大体育館の屋根および側壁の塗装工事】
合唱コンクールの会でも触れましたが、9月より体育館の屋根および側壁の塗装工事を行っています。天気に左右される工事でもありますので、どうしても時間がかかってしまいますが、11月半ばには完成をする予定で業者さんにも頑張っていただいています。業者さんやご担当の事務室の先生方には、臭いや音等で生徒や職員の皆さん、周辺住民の皆さんにできるだけご迷惑が掛からないよう工夫をしてもらっていますが、風向きや湿度によって、体育館の内部や3棟等にもご迷惑をおかけしてしまっており、申し訳ありません。
今回の塗装工事は、外観をきれいにし、今後の雨漏りを防ぐ等の役割に加え、断熱性を高めて特に夏における体育館内部の温度上昇を抑制する効果をあげることを期待しています。どの程度効果があるのかは実際使用してみないとわかりませんが、厳しい夏冬の温度変化を少しでも緩和できればと思います。もうしばらくで工事が終了いたしますので、よろしくご協力の程お願い申し上げます。
【文化系クラブの活躍】
文化芸術の秋、文化系クラブの皆さんも頑張っています。10月7日(土)~8日(日)に松本大学で行われた、長野県高校新人囲碁選手権大会の男子個人戦において第2位となり、12月9日(土)・10日(日)に福井市で行われる北信越高校囲碁選手権大会(全国大会予選)に出場します。
一方、長野高文連文芸専門部主催により実施されている、第24回長野県高等学校文芸コンクールにおいて、本校文学部生徒の短編小説が散文部門で見事最優秀賞(第1位)を獲得しました。このコンクールは散文、詩、短歌、俳句、文芸部誌の各部門に県内各校の文芸部員の作品が応募され、審査の結果上位入賞者が決定し、1位となった方々には、翌年の全国高等学校総合文化祭文芸部門への参加権が与えられるものです。本校からは文学部誌「城門」が文芸部誌部門でこれまでも入賞してきましたが、作品の部門で優勝するのは大変珍しいのではないかと記憶しています。
さらに、NHK杯放送コンテストのテレビドキュメント部門で優秀賞、全国高等学校総合文化祭放送部門のオーディオメッセージ部門で第1位を獲得した放送愛好会の皆さんが、10月18日(水)に県庁に招かれ、教育長を表敬訪問し、大会報告をしました。総文祭では放送部門全体を通じての総合1位となる文部科学大臣賞を長野県が受賞しましたので、本校に加え上位入賞となったエクセラン高校、上田高校、岡谷南高校の皆さんとともに受賞の喜びをお伝えしてきました。教育長からは、探究県長野において、これからも社会的課題に切り込みながら、自分の「好き」や「楽しい」を精一杯追究してくださいとの激励をいただきました。