校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2023年3月30日

第244号 写真で綴る年度末 

 令和4年度も残すところあと一日。校長室で入学式の式辞や、始業式でのあいさつを考えていると、転退職の先生方からお別れのご挨拶をいただきます。先生方には本当にお世話になりました。この場をお借りし、改めて御礼申し上げたいと存じます。職場の環境が変わることは、精神的に大きな負担であることは、私も十分承知しております。転出される先生方には、ぜひとも心と体の健康にご留意いただいて、新たな環境に早く慣れていただくことを願っております。また、新しく本校に赴任される先生方も同様かと存じますので、職員一同でお支えできればと考えているところです。

玄関脇の白樫の木の剪定が本日行われました。屋上を超える高さなので、クレーン作業が行われていました。
すっかりきれいになり、新年度を迎えます。

 今朝がた3分咲きだった学校の桜も、今日一日で一気に咲き揃い、8~9分咲といったところでしょうか。昨年入学式の行われた4月6日の時点ではまだ固いつぼみでしたので、今年は1週間以上早く咲いていることになります。今、満開になっていると、入学式の頃は桜吹雪舞い散る中で迎えることになるのだろうかなどと想像しながら式辞を考えています。本校に入学を予定している皆さん、一生に一度の高校入学式ですので、くれぐれも体調管理には気を付けて、様々な感染症に留意し、自転車の事故には十分気を付けて(4月からヘルメットが努力義務化されます)、入学前の日々を大切にお過ごしください。

30日朝の桜(正門脇) 3分咲きといったところでした
同じ桜の夕方 満開手前になりました

 3月26日(日)、生憎の雨模様ではありましたが、本校演劇部の校外発表会が市内の上土劇場において行われました。演目は梶井基次郎の「檸檬」をオマージュした生徒の創作台本「香木」。演出、演者、スタッフともよく準備をし、登場人物の思いをしっかり捉えて、自分のものとして表現することのできた好演だったと感じました。メリハリやスピード感の変化等、さらに工夫のできる部分はあったと思いましたが、伸びしろの大きなチームであると思いました。今後の発表に期待しています。お足元の悪い中、ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。

上土劇場入り口 お出迎えのスタッフが待っています。
受付の様子
開演前の会場の様子 舞台と入込中の客席

 3月30日(木)、長野県教育委員会から全県の県立高校に対し、災害時用の簡易トイレ及び、防寒用保温シートが配布され、本校でも松本県ヶ丘高校を通じて受け取りました。簡易トイレは2個入りを1044個、保温シートは313個の配布数となりました。事前に本校独自に同窓会等を通じ購入した分もございますので、地震災害当日、電車が止まった時などの際に、帰宅困難生徒に何とか対応できる数の確保につながったように感じます。今回、長野県教育委員会が具体的に動いていただくところまで、防災対策の必要性について訴えお願いをしてきたのが、本校の地域交流委員会と放送愛好会でした。生徒たちが投じた一石により、県内高校の防災体制を大きく動かすこととなりました。

県ケ丘高校で金井校長先生より水野教頭先生が防災グッズを受け取りました。本校の放送愛好会が取材をしていました。

 本校理科の西牧岳哉先生が、本年度の「化学教育有功賞」(日本化学会)を受賞しました。生徒が実験を通じて化学の不思議さや面白さを体感できるよう、独自の教材や安全な実験方法の開発、普及に取り組んだことが評価されての表彰となります。理科教育の分野で西牧先生が表彰を受けるのは、これで2年連続となりました。西牧先生の実験を通じた学びへの思いを、これからも若手の教員にどんどん伝えていっていただきたいと思います。

受賞した西牧先生 有功賞の盾とともに
水野教頭先生、1年間お世話になりました。私はいつも支えていただいていたので、4月からが不安です。教頭先生の方がもっと不安だと思いますが、残される方もつらいものです。保護者の皆さんにはメール配信の教頭通信をお読みいただき、ありがとうございました。
事務長さんはご退職です。お疲れさまでした。そしてありがとうございました。長年のご勤務に対し、表彰状が授与されました。(事務長さんと私は、ともに33回生のタメです)