教育課程・使用教科書紹介
教育課程編成の基本方針
生徒が、『自主的で、確かな思考力とたくましい行動力を備えた、心豊かな人間』として、自己を形成していけるよう、また、本校が主体性をもって、その特色を充分生かすことができるようにと考えて、基本方針を次の様に定める。
(1)広い分野で、確かな基礎学力を養う。
イ.授業は55分授業とし、その55分を真に生かし切った密度の濃い授業を展開する。
ロ.1、2年においては、いくつかの科目について、標準単位数を上まわる単位数を確保し、共通基礎学力の充実と定着を図る。
ハ.自ら問題を見つけ、自ら解決しようとする『自学自習』のできる自己教育力を育てる。
(2)生徒の個性や能力に応じ、その可能な限りの伸長発展を図る。
イ.教科・科目の選択履修については、文系向き、理系向きの中で、選択の自由度をできる限り大きくとる。
ロ.知的好奇心に満ちた探求的な姿勢を尊重し、創造性の基礎を養う。
(3)生徒の自主性を尊重して、自治の精神を育てる。また、豊かな情操を養い、知情意のバランスのとれた、ゆとりある学校生活ができるようにする。
イ.生徒が相互に信頼しあいながら、生徒自らの手で主体的、自主的に学校生活を作っていくことができるよう援助する。その中で、生徒が学校において存在感と充実感を感得できるようにする。
ロ.芸術を重んじ、必修とする。
ハ.特別活動が充分行われるように時間を確保する。
ニ.生徒が学校生活を自らの手で作っていくなかで、広義の社会奉仕の精神を養う。また、教科の学習・ホームルーム活動・学校行事を通じて、望ましい勤労観や職業観をもてるよう充分配慮する。
生徒指導
(1)重点―人間形成
イ.個人指導の徹底―HR・クラブ活動など生徒の多面的な生活に対応してHRTを中心とする関係教師が協力しあい、一人一人の生徒について学習・生活すべてにわたり相談相手となる。
ロ.学習活動の徹底―授業に臨む態度、家庭学習など学習全般にわたって全力をつくす努力を求める。
ハ.生徒会活動、クラブ活動への自主的参加を期待する。
ニ.教師と生徒との接触をつとめて多く持つ。
(2)HRの運営
教科の指導だけでは達成されない人間形成を根本の目標として、生徒の自主的活動を育て、のびのびした明るいHR生活ができるように配慮する。HRの集会、コンパ、遠足、キャンプなどは、生徒の人間的基盤を培う場として重視する。
(3)生徒会・応援団・クラブ・郷友会活動の指導―自主的、積極的な活動を展開できるよう
イ.学習が過重負担にならないようにする。
ロ.活動の意義について生徒並びに家庭の理解と協力を求める。
(4)進路指導HRTを中心とする関係教師が連携を保ちつつ生徒・家庭との交流を深め、その中から生徒が個性・志望・境遇に応じた適切な進 路を自らの力で選びとることを期待する。