校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2025年1月8日

第323号 2025年スタート

 令和7年(2025年)を迎えました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様はお正月をいかがお過ごしだったでしょうか。松本は大雪に見舞われることもなく、比較的穏やかなお正月であったのではないかと感じております。今年度は共通テストが遅く設定されるカレンダーでもあり、学校も長めの年末年始休業を設定することができましたので、生徒の皆さんもご家庭でたっぷりと過ごすことができたのではないかと思われます。

 そうした中ではありますが、新年の学校生活も再開しました。3年生は共通テストに向けたリハーサル的なテスト、1・2年生は3学期の中間テストがスタートです。やや気が重たいスタートかもしれませんが、これから年度末まで正味約2ヶ月でもありますので、今やれること、今でしかできないこと、今やっておかなければならないことをしっかりと見極めて、取組んでいっていただきたいと思います。特に3年生は、今まさにみんなが苦しい正念場です。何とか歯を食いしばって乗り越えていただきたいと思っています。

校長室のシクラメン。319号で紹介した折にはまだ一輪でしたが、年を越してこんなに花が開きました。皆さんの花も、たとえ時間がかかっても開きます。

  【部活動上位成績結果報告】

〇バドミントン部新人戦県大会 女子個人準優勝:丸山日花里(1-3)北信越大会出場、女子学校対抗3位

〇文学部 高文連第39回全国高校文芸コンクール小説部門入選:大野涼太(2-1)

〇第70回青少年読書感想文コンクール長野県審査 (自由図書部門)髙林咲綾(2-2)最優秀賞(第1位)⇒全国審査進出、(課題図書部門)髙林花蓮(2-6)優秀賞(第2位)

 1月の主な行事は次の通りです。

・1月18日(土)~19日(日) 共通テスト(信州大学、松本大学ほか)

・1月22日(水)~23日(木) 1年生スキースノーボード教室(栂池高原)

・1月25日(土) 鼎談深志主催「冬空コンサート」(教育会館14:00~) 地域の皆様向けの音楽系クラブによるコンサートです。例年クリスマスに実施していましたが、今年度は会場をお借りする都合で、1カ月ほど遅れての開催となりました。地域の皆様、保護者の皆様、一般の皆様のご来場をお待ちしております。

 また、今年度の卒業式は3月4日(火)です。

【松本中学・松本深志高校創立150周年記念事業(同窓会)について】

 深志同窓会会報第31号が昨年末に発刊され、同窓生の皆様のお手元に届いていることと存じます。(住居変更等でお手元に届いていない場合は、同窓会事務局までご連絡ください。)第31号には生徒の様々な場面での活躍や、近年の学びのスタイル等も掲載していただいていますが、やはり紙面を大きく割いているのが、創立150周年記念事業に関してでしょう。会報でも伝えられていますが、記念式典並びに祝賀会は2026年10月17日(土)に、キッセイ文化ホールにおいて開催されることがすでに決定しています。さらに、在籍生徒の学習支援を進める事業や、150周年史編纂事業、音楽会・美術展・映画祭・深志の自治研究や人物顕彰などの文化事業等が計画されています。

 同窓会からは、これまでも様々な場面でご支援ご助力をいただいており、特に卒業30周年、50周年の年次の皆様からは、尚学塾におけるキャリア講演のほか、学校備品等の寄付受納をいただいています。さらに、近年本校でも積極的に展開し、本通信でもご紹介させていただいている探究学習やキャリア学習の場面においても、同窓生の皆様とリンクする形が毎年深まりを見せていることを実感しています。すなわち、深志の学びの環境や学びの質の向上において、同窓会のご支援ご助力、つながりが大きな要素の一つとなってきていると言っても過言ではないでしょう。そうした観点から考えても、同窓会に関わっていただく同窓生が増えることで、深志の学びの窓口も広がっていくのではないか、特に若い先輩方とのつながりは、生徒にとっても身近なキャリアの実例として、刺激を受けることができるのではないかと感じています。ぜひ若い世代の同窓生の皆さんにも、同窓会と接点を持ち続けていただけたら幸甚にございます。

同窓会報における探究学習の紹介(探究学習キャリア教育部より)
同窓会報8ページの記事より