第316号 深志教養ゼミ、信大連携ゼミが始まりました
2学年の研修旅行が先週行われ、感染症や事故もなく、予定の研修をすべて実施して無事帰って参りました。今回は東京や関東の大学・企業の見学が中心でしたが、それぞれいくつものコースに分かれ、現地でないと見聞きできない多くの体験をしてきた様子です。研修旅行については、後日まとまったところであらためてご報告をさせていただきたいと思います。
さて、秋になるとスタートするのが、「深志教養ゼミ」と「信大連携ゼミ」です。いずれも、「知の探究」を探究的な学びの一つとして捉える、本校独自のセミナーです。「信大連携ゼミ」は1年生対象に開講されるゼミで、信州大学の先生方及び大学院生が、本校または信州大学において、大学の学びを4回シリーズの中で高校生にぶつけてくれるもので、今年は11のゼミが開講されています。大学で学ぶ専門的な知識・教養を学び、今の学びと大学での学びがどのようにつながっているのかを認識したり、大学の先生方や大学院生とともに、ゼミの中で議論をし、課題を解決していくことを目的としています。10月5日にはオンラインで第1回のオリエンテーションが行われ、10月26日にはいよいよ対面で課題の投げかけや、議論、考察がスタートしました。それぞれの先生方が投げかけた課題に対し、自分の考えや、疑問に感じたことをお互いに共有し合い、議論をする姿も見ることができました。
一方、2年生を対象とする「深志教養ゼミ」は校内外の講師陣により、それぞれの専門分野についてお話をいただき、その中で生徒が協力しながらなぞ解きを行ったり、新たな発見を体験していきます。深志教養ゼミは3回に渡って実施されますが、本校教員によって開講されるゼミが13講座、外部の講師の方々によって7つのゼミが開講予定です。このうち第1回の10月5日には7つのゼミが開講され、次回は10のゼミが開講されます。生徒が興味関心を持った分野について知識・教養・方法論のシャワーを降り注ぎ、将来のキャリアや、自分の興味関心に関わる学問分野が、現在学んでいることと繋がっていることを知り、学びの楽しさ、ワクワク感を知ってもらいたいというのが、その大きな目的となっています。