校長通信
ゆくて遥かに
校長通信

2024年7月17日

第305号 夏に向けて頑張る皆さん

 去る、7月12日(金)、松本市音楽文化ホールに、今年度、福岡、佐賀、長崎、大分、北海道、福島各県で行われる全国高校総体に出場する長野県選手・役員が一堂に会し、壮行会が行われました。「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」と銘打った本大会に出場する本校生徒2名もこの壮行会に参加し、一人ひとり紹介をされました。県内各地から選ばれた選手がそろい、これまで練習を積んできた自信と、目標を達成しようとする意欲にみなぎっていました。本校の生徒を含み、長野県選手団の皆さんには、ぜひとも精一杯の力を発揮してもらいたいと祈念申し上げております。また壮行会ではAC長野パルセイロのトップコーチでもある布啓一郎さんの講演もありました。布さんの講演では千葉県高校の教員をしていた経験を今にどのように活かしているか、あるいは、先を予測した動きをいかに判断し実現していくかといった内容のお話をうかがうことができました。チーム競技の皆さんには参考になる点も多かったと思います。また指導者の先生方にも共感できる点が多かったのではないかと感じました。

 本校から参加していた生徒のお二人に会場でインタヴューしたところ、陸上女子棒高跳に出場する2-7谷川慶奈さんは、「目標としている記録にぜひとも到達したい、そのために精一杯頑張る。」とお話してくださいました。また少林寺拳法男子単独演武に出場する2-2桑島直優さんは、「自分の持てる力を精一杯発揮できるよう、全力を尽くしたい。」と語ってくれました。両名の健闘を心よりお祈り申し上げます。

2-7谷川さんと顧問の上杉先生(音文ホールにて)
2-2桑島さんと担任の水野先生(音文ホールにて)

 さて、文化系クラブでは以前にもお伝えしました通り、競技かるた部の皆さんが長野県の代表として、7月19日(金)~21日(日)にかけて滋賀県大津市の近江神宮及び市内各所で実施される第46回全国高校小倉百人一首かるた選手権大会に初出場します。大会直前にあたり、部長の3-4守屋凛未さんは、「対戦相手は前日に決まるのですが、情報収集を行って全く知らない参加校の戦力分析を行うともに、さらなる戦力アップを図っているところです。」と語ってくださいました。団体戦だけに、みんなが揃ってコンディションを整え本番を迎えることも努力が必要だと思います。じめじめした梅雨末期の中ですが、元気で近江へ向かってください。

 さらに、すでに7月15日よりイギリスで始まっている、第65回国際数学オリンピックにむけて、2-4狩野慧志さんが、先週日本を旅立ちました。出発にあたり、コンディションを整えつつ、合宿等を通じて仲良くなったチームのメンバーと協力しながら目標に向けて頑張る旨を話してくれました。狩野さんの海外での活躍をこれまた祈念しています。

出発二日前、校長室で激励をしました

 去る7月13日(土)に、高校野球選手権大会の長野県予選3回戦、小諸商業との試合がしんきん諏訪湖スタジアムにて行われました。向かう途中、まず岡谷市内のあちこちで発生していた渋滞に驚かされました。三連休の初日ということで他県ナンバーが多かったことや、高速道路の工事などの影響もあったかと思いますが、比較的余裕を持って出発したのにもかかわらず、到着は試合開始ギリギリになってしまいました。

九回表深志高校の攻撃 応援団も熱が入ります

 さて、小諸商業はシード校、この一戦をものにすれば、波に乗って勝ち進むような気配も感じました。試合の方は追いつ追われつの熱戦で、客席は歓喜の叫びとため息の繰り返し、最後の最後までどうなるかわかりませんでした。エラーの無い、締まった試合でしたが、互いに四死球の怖さも感じる試合でした。残念ながら四回戦に勝ち上がれず、もう少しやりたかったとの思いも残ったと思いますが、頑張った、そして熱く燃えていた選手の皆さん、應援團の皆さんにエールと拍手を送りたいと思います。