第254号 「深志の自治」発刊
本校は、令和2年度より県教育委員会が進める、「未来の学校」構築事業の研究指定校となっています。テーマは「自治の追求により骨太のリーダーを育成する学校」モデルを構築すること。生徒の主体性や協働性による学校運営や学びについての研究を進めていますが、その一環として深志高校の自治を歴史的、文化的に分析するという「自治の研究」が行われてきました。「自治の研究」には11人の大学等における教育学や社会学の研究者の皆さんが加わり、深志高校で行われている様々な活動、行事などから、自治とは何か、なぜこうした文化が構築されてきたかについて分析が行われてきました。そしてこの度、そのまとめとなる冊子が、信濃毎日新聞社より発刊されました。『深志の自治 地方公立伝統校の危機と挑戦』(定価税込み2090円)です。すでに販売が始まっておりますので、興味、関心のおありの方は、どうぞご購入下さい。とんぼ祭(一般公開7/8~7/9)におきましてもブースを設けて販売する予定です。
【文化系クラブの全国大会に向けて】
〈競技かるた〉
6月2日より6月4日にかけて実施された第28回長野県高等学校かるた大会の個人戦において、2-6向山恭平さんが有段者の部で優勝、2-4守屋凛未さんが中級で第2位、1-8新保茉衣香さんが中級3位に入賞し、報告に来てくださいました。守屋さん、新保さんは、今後の新しい体制において、益々腕を磨くとともに、チームとして先輩の抜けた穴をしっかり埋められるように取り組みたいと語ってくれました。また、向山さんは昨年に続き長野県選抜チームの一員として鹿児島で行われる全国高校総合文化祭に出場することが決まっています。昨年よりも大切なポジションを任されているので、大会でしっかり勝ち切ることができるよう取り組みたいと抱負を話してくれました。
〈放送愛好会〉
6月11日に第70回NHK全国高校放送コンテスト長野県大会の決勝が実施され、放送愛好会が出品したラジオドラマ部門作品「どうしてできないの?」と、テレビドキュメント部門「私を衝き動かしたもの」がいずれも優秀作品に選ばれました。このうちテレビドキュメント部門の作品は全国大会への出場権を獲得しました。ここ数年全国大会への出場が続いておりますが、例年県大会終了後、全国大会への作品提出期限までが短いため、放送愛好会の皆さんの修正作業は尋常ではないようです。「期末テストもあって厳しいのですが、頑張ってブラッシュアップして、より良い作品を全国に送りたい」と、校長室に報告に来てくれた菊池瑛美梨さん(3-4)と小川原有希さん(3-5)は語ってくれました。
また昨秋制作し北信越高校選抜放送大会にも出場し優秀賞を獲得したオーディオメッセージ部門「私たちは助かるの?」はすでに鹿児島総文への出場を決めています。全国総文での活躍も期待しております。なお、棋道部将棋班・囲碁班、音楽部室内楽班、文学部も全国総文や全国大会への出場が決定しています。詳細は次号以降に掲載を予定しています。