<　国際数学オリンピック出場の狩野さん(1-4)が、県庁を訪問しました　>

　第248号で紹介をいたしました、狩野慧志さん(1-4)が、６月６日(火)に教育長への表敬訪問のため、県庁を訪れました。その様子はＮＨＫ長野や信濃毎日新聞、市民タイムス、読売新聞などでも報道されましたので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。懇談会では、狩野さんから大会に向けての抱負を述べたのち、教育長をはじめ、教育委員会事務局の皆様から様々な質問が寄せられ、狩野さんが対応をしました。数学の授業中の様子や、国際数学オリンピックの問題のレベルについて、さらには数学と取り組む際にはどのように思考していくかなど、結構ぶっちゃけた質問が次々に出されましたが、狩野さんは動じることなく本音で回答しており、大変たのもしかったです。教育長さんから、「長野県教育は、生徒一人一人の“好き”や“楽しい”を伸ばしていくことに力を入れている。狩野さんにはぜひそのお手本として、自分の得意分野についてこれからも探究を更に続けて欲しい」とのお言葉をいただいたことが強く印象に残っています。狩野さんに限らず、深志高校に在籍する生徒の皆さんは、それぞれの“好き”とか“楽しい”とか“得意”とか、中には気づいていないかもしれませんが“輝くもの”を持っていると思うのです。それを誰に遠慮することなく精一杯伸ばし、探究できるよう、これからも応援していきたいと考えています。

【高校総体北信越大会出場部活紹介　その２】

〇陸上競技部　５種目４名の皆さん（女子棒高跳：谷川慶奈さん(1-7)、女子円盤投：角崎美沙都さん(3-6)、女子3000ｍ：田村るうさん(1-4)、女子1500ｍ：山口七海さん(2-1)と田村るうさん(1‐4)が、5/15(木)より富山市で行われる北信越大会に出場します。

　出場される４名の皆さんが校長室に報告に来てくださり、次のようにインタビューに答えてくださいました。「県大会ではケガで本調子ではなかったけれど、北信越ではベストを出せるよう頑張りたい。」「県は１日の中で２レースあって不安でしたが、緊張感を保つよう仲間からアドバイスをもらい、ベストが出せました。北信越では昨年の結果を超えて決勝に進みたいです。」「県が終わったあとジョギングをしていると、地域の方に声をかけてもらったり応援していただいています。皆さんに元気を与えられるよう、また自分のためにも、課題を克服して頑張りたい。」「高校に入学して、チームで支え合いながら競技に臨んでいることを感じる。北信越でも互いに励まし合い、チームで臨みたい。」

　さらに顧問の上杉丈夫先生からも、「仲間で支え合いながら、次のステージを目指してほしい。けがや健康にはくれぐれも留意して。」とのお言葉をいただいています。陸上競技部の皆さんのチーム力による頑張りを期待しております。

〇テニス部(男子)　６/17～18日に新潟県長岡市で開かれる団体戦に出場します。

　出場される６名の選手の皆さん（3-2石田朗雅さん、3-2藤澤洸紀さん、3-3倉田侑典さん、3-6岡紀良さん、2-3市川涼大さん、2-5伏見亮一さん）のうち、都合により来られなくなった２人を除いて、４名の皆さんが校長室を訪問してくださいました。代表選考となった県大会は、翌日の雨予想のため、急遽一日の中にスケジュールが詰め込まれたそうです。激戦だった準決勝に惜敗し、あと２回連続して勝たなければ県代表になれないという場面で、疲労もピークを迎え、フィジカル的にもきつく、心がおれそうな状況だったとのことです。しかし仲間たちの応援や周りの支えによって、何とか２試合を戦い抜き、代表権を勝ち取ったときは、本当に嬉しさで心が満たされたそうです。応援していた側も、最後に疲れている中、練習で見せたことのない良い動きをしてくれて、感動したと話してくれました。この結果はきっとメンバーを成長させてくれたに違いないと、話しを聞いていて感じました。北信越大会では一回戦で強豪の敦賀気比高校とあたるそうですが、チャレンジャーとして、プレッシャーも何もない中で、思いっきり戦いたい、声を出して向かっていきたいと意気込みを語ってくれました。成長したテニス部の皆さんには、たとえ強豪が相手だとしても、強い精神力で記憶に残る試合をしていただきたいと思います。頑張って！