第218号 2学期が始まりました&続夏休みの報告
8月22日(月)、23日(火)には3年生の実力テストが、加えて23日は始業式と1、2年生の整理テストが行われて2学期がスタートしました。夏休みの終わりから2学期のスタートの時期というのは、どうしても「希望に燃える!」というよりは、「また始まるな…」という思いになってしまいます。でも始まれば、変化のある学校生活の中で、新しい出会いと経験により、だんだんとワクワクして前向きな姿勢になってくるのが夏の終わりから秋の始まりの時期なのではないでしょうか。
昨年はコロナの影響で分散登校から始まり、8月後半から9月にかけての学校行事が中止となり、部活もほとんど行えず、オンライン授業が本格化する中で、なかなか前向きになれなかった人も多かったのではないかと思います。しかし今年は学びを止めない、対策をしながら学校行事を行っていくという県による県立高校の運営方針のもと、本校でも予定の学びと行事を進めてまいりたいと考えています。
そうはいっても、史上最悪の感染者数の中、日常の感染対策はしっかりと行い、校内で感染が広がらないよう、対応してまいりたいと考えております。家族の中に体調不良者や濃厚接触者がいるというのも当たり前となってきましたので、そんな時にはテストがあっても、楽しみにしていたクラスマッチがあっても登校は我慢して学校に相談する、というのが、これからの流れだと思います。
(同時に配信したスライドは著作権の関係もあるので省略)
〇 2年生の学習合宿 in 高遠少年自然の家
前回217号で間に合いませんでした2学年の学習合宿についてご紹介します。
学習合宿が実施されるのも3年ぶりでしょうか。合宿についてはまだまだ慎重に行う必要性がありますが、今回は十分な健康観察と感染症対策により、8月1日(月)~2日(火)にかけて2年生で行われました。涼しい高原で、仲間と切磋琢磨し、何気ない質問にも先生方に対応していく学習合宿は、学習に向かう姿勢をつくっていくうえでも効果のある行事であると思われます。もちろん、学習に向かうやり方はそれぞれですので、参加は自由ですが、今回参加した2年5組の伊東咲楽さんと髙橋小桃さんに感想をお聞きしました。
「自然の中で開放的で、涼しくて、リフレッシュしながら取り組むことができた。虫がたくさんいたけれど、嫌な気持にならなかった。夜、壁に張り付いた虫の大軍をみて、中村先生が「天の川みたい」という詩的な表現をしたのが印象的だった。」
「夏休みの前半、意欲を高めるきっかけとなった。WiFiがなかったので、スマホと離れた生活を体験して新鮮だった。決められた時間、長時間じっくり取り組む経験をした。」
「仲間の姿に刺激を受けた。新しい友達もできた。勉強の進め方を聞く中で、予習や復習への取り組み方を学んだ。自習講座では一言も発せずにカリカリ取り組む周りの姿があり、やらなければという思いになった。」
「いつもの授業とは違う方法で、新鮮な学びの世界があった。現代文で問題作成を行ったが、すべてを理解し構造的に考える力が必要とされた。数学の超基礎の講座では、一問一問をじっくり考えて、考えて、考え方を学んだ3時間だった。友達の様子を見て感じたことや、取り組み続けた体験を、これから生かしていきたいと思っている。」
伊東さん、髙橋さん、取材へのご協力、どうもありがとうございました。
〇 吹奏楽部県大会金賞受賞おめでとう!
前回217号では吹奏楽コンクール中南信地区大会のご報告をさせていただきましたが、その後、8月6日(土)に長野市のホクト文化会館で行われた県大会に臨み、見事金賞に輝きました。残念ながら、東海大会にコマを進めるところには至りませんでしたが、金賞に入ったことはこれまでの成果が高く評価されたことの証であり、努力が報われたのだと思います。コンクールは無観客でしたが、You tube による限定配信がありましたので聴かせていただきました。自由曲は一人一人の技量も試される難曲ですが、アゴーギクのよく効いた緊張感のある感動的な演奏だったと思います。もちろん課題はまだあると思いますので、引き継いだ1、2年生の皆さんはこれからも頑張ってください。関係者の皆様、保護者の皆様にも改めて御礼申し上げます。